年の瀬ケルティックLive

12月27日、28日にデリ&カフェKにおいて二日間のライブを行いました。
今回はティンホイッスル、フィドル、バウロンといったケルト音楽の代表的な楽器がメインで、楽しげなダンスチューンを中心に激動の2020年の音楽納めが出来ました。

小嶋祐樹さんはホイッスルの他に、ボタンアコーディオン、バグパイプを
次々と持ち替えて、ケルト音楽の真髄を披露して下さいました。
丹沢広樹さんは躍動的なフィドルで会場を沸かし、
バウロン、ジャンベ、カホンでグループを包み込むパーカッションを
聴かせてくれた橋本学さんも、なくてはならない存在感をアピール。
原謡子の歌はダンスチューンの間にしっとりとした郷愁を感じさせるもので
ライヴ全体にコントラストを与えてくれました。

終わったあと、メンバーはまたやろう!という誓いのもと
興奮のうちにそれぞれの家路についたのでした。

はらむら古楽祭2017

9月15日から18日までの4日間、長野県の原村で行われた「はらむら古楽祭2017」。立ち上げから運営スタッフとして協力してきたこの古楽祭も3回目となり、知名度があがり、着実なファンを増やしてきた感がある。今年は自然文化園で行われた中世・ルネサンス部門と、八ヶ岳中央高原キリスト教会で行われたバロック部門の二手に分かれて、より厚みのある体験型のイベントを企画した。私は4回の公演の他に、3台の楽器を移動、調律を担当したので、ほとんど中世・ルネサンス部門を見に行くことができなかったが、台風の影響を少々受けながらもバグパイプの練り歩きがあったり、相当盛り上がったようだ。ここでは私が関わったイベントに絞ってレポートしたい。

原村古楽合唱団演奏会

21730852_1332463310184879_2587195550810000777_nはらむら古楽祭の前夜祭として原村古楽合唱団が花井哲郎氏率いる古楽アンサンブル「コントラポント」と、茅野市民館で演奏会を開いた。私はオルガンで「コントラポント」に参加。前半はジャン・ムトンやヴィクトリアのルネサンスポリフォニー、器楽曲を交えつつモンテヴェルディやシュッツ、パーセルを歌いきった。合唱団は難易度の高い曲にもかかわらず、質の高い演奏を聴かせてくれて、花井氏の指導のおかげで長野県にもこうした古楽の合唱団が育ったことに感慨を覚えた。コンサートではルネサンスダンスのデモンストレーションなどもあり、多彩で正味楽しいコンサートとなった。

古楽ライヴ

21740159_999517613520396_7981021578835477082_n東京や神奈川から来ているコントラポントのメンバーも、原村に来ると半ばバカンス気分になるので、逆に奏者自身が弾きたい曲を持ち寄ってライヴをしたら面白いだろうと企画した。花井哲郎先生は若いアルトの輿石まりあさんとイギリスの歌曲。バリトン歌手の春日保人さんはフルートで夫人のチェンバロ伴奏でケルト音楽を披露。若手弦楽器奏者ヴァイオリンの丸山韶さんとチェロの島根朋史さんはそれぞれテレマンの無伴奏曲、ヴァイオリンの丹沢広樹さん&リュートの水戸茂雄さん&私の3人はビーバーのヴァイオリンソナタを演奏。多様な音楽をお届けできたライヴだったと思う。

コントラポント特別定期演奏会

21751882_890253211140995_5797006979973512071_n私は降り番だったが、調律や運営サポートに回った。プログラムの内容どれもが特筆すべきものばかりだったが、特に春日保人さんがメインで歌ったモンテヴェルディの「タンクレディとクロリンダ」は熱のこもった名演だった。その他、丸山韶さんをソリストに演奏されたバッハのヴァイオリン協奏曲は、丸山さんの泉のように湧き出るアイディアと爽快なテンポ設定で、エキサイティングな演奏。アルトの輿石まりあさん、テノールの金沢青児さんバリトンお春日保人さん、そしてソプラノの原謡子さん、平田ゆりさんがコントラポントを従えて歌ったバッハのカンタータ「いざ来たれ異教徒の救い主よ」で荘厳にコンサートを締めくくった。

オルガンコンサート

21557486_1000050913467066_5752123835420848973_n最終日は私が担当のオルガンコンサート。朝9時という時間に開演ながら、80名近いお客様をお迎えして、オランダゆかりの作曲家の作品を演奏した。教会の信徒たちが手作りした温かい音色のオルガンはいつ弾いても、弾き手が癒される。天気も回復してきて良い1日の始まりとなった。

フリンジコンサート

IMG_3048はらむら古楽祭はプロフェッショナルによるの演奏会を提供するだけではなくて、愛好家や興味のある方が参加して楽しいイベントとしての理念がある。愛好家のコンサート、「フリンジコンサート」は年々参加者も増えて、しかもその演奏レベルが毎年高くなってきている感がある。声楽アンサンブル、リコーダーアンサンブル、バロックアンサンブルの他に、オルガンやリュートの独奏も。サプライズゲストでビウエラの水戸茂雄さんとヴィオラ・ダ・ガンバの品川聖さんがそれぞれ独奏を披露してくれたりもした。

来年はどのようになるのか、今年の反省を踏まえつつ協議して、より楽しい古楽祭を作っていきたいと思った。

日立市民混声合唱団演奏会

9月11日は茨城県日立市の合唱団が創立35周年を迎えての定期演奏会で、ヴィヴァルディのグローリアを古楽オケと演奏。今回は指揮者の希望でムジカ・ロゼッタが若くて実力のある古楽奏者を中心に編成からお手伝い。

日立市民混声合唱団はその歴史の深さから、現役のメンバーも年配者が多いとのことだったが、歌う喜びが伝わってくるようなエネルギッシュな歌声。演奏会は900人のホールが満員になるほどの大成功。直後に開かれた打ち上げもかなり盛り上が理、二次会にも参加。茨城県の方々の温かい人情に感謝。

翌日、興奮冷めやらぬままオルガンを積んで、同郷のヴァイオリン奏者とマネージャーとともに海に立ち寄りながら帰路に着いた。

 

スターバト・マーテル

img_2501四旬節(受難節)に合わせて3月12日から26日までつくば市、静岡市、長野県伊那市、長野県下諏訪町の4ヶ所で、ペルゴレージのスターバト・マーテルの公演を行います。ナポリ楽派の流れをくむ大変繊細な表現に富む名曲。これを地元長野県でバロックのオリジナル編成で演奏できることはとても感慨に深いものがあります。 “スターバト・マーテル” の続きを読む

茅野市民館 古楽の調べ

茅野市民館のNPOサポートCさんの主催で古楽の調べと題した公演に出演させていただいた。おなじみバロックヴァイオリンの丹沢広樹、リュートの金子浩と私の3名で、ビーバーの作品を中心に演奏。

クラシックのコンサートは初めてという方もおいでになるという事だったので、描写的ソナタを動物当てクイズにしたり、楽器の体験なども交えた構成。サポートCのスタッフの方が、細部まで行き届いた運営を考えてくださったおかげで、集めてくださった満員のお客様に終始和やかな手作り感が伝わる温かい公演となった。