【公演】ヘンリー・パーセル珠玉の歌曲集

ムジカ・ロゼッタ古楽コンサートin八ヶ岳 Vol.31

〜英国が生んだ天才作曲家〜
ヘンリー・パーセルの珠玉の歌曲集


古くから演劇が盛んだったイングランド。17世紀半ばの王政復古と共に再び劇文化が花開き、劇中で演奏される音楽も大きく発展しました。ヘンリー・パーセルは曲を付けにくい英語の特徴を巧みに操り、詩を構成する一つ一つの言葉に込められた深い意味をより鮮やかに表現すた名曲の数々で、当時の知識人達を魅了しました。パーセルの死後、楽譜出版社のヘンリー・プレイフォードが人気があった歌曲をまとめて「オルフェウス・ブリタニクス」という選集を出版し、裕福層の音楽愛好家の間で人気となりました。この公演ではパーセルが生んだ歌曲における詩との結びつきを解説しつつ、17世紀イギリスの紳士淑女が好んだ音楽の楽しみ方を再現します。

公演日時:
2024年5月25日(土)
開場14:30  開演15:00

場所:
八ヶ岳中央高原キリスト教会

出演:
森川郁子 原謡子 ソプラノ
髙橋弘治     ヴィオラ・ダ・ガンバ
杉本周介     ベンドサイド・スピネット

演奏曲:
ヘンリー・パーセル
オルフェウス・ブリタニクス(1698・1702年)より
薔薇が茂る木陰から  もしも音楽が愛の糧であるならば 我が苦悩の全て
グラウンド ハ短調

入場料
前売一般¥3800   前売ペア¥7000
学生¥2500 高校生以下 無料 当日一般 ¥4000
※未就学児はご入場いただけません

後援:原村観光連盟

お問い合わせ:
ムジカ・ロゼッタ
070-4430-0666
info@musicarosetta.com

 

出演者プロフィール:

森川 郁子   ソプラノ
桐朋学園大学卒業、同研究科2年修了。声楽を石井美香、牧川修一、古楽声楽を小林木綿、鈴木美登里の各氏に師事。国内外でジル・フェルドマン、アンヌ・ドゥラフォス各氏に学ぶ。2015年東京・春・音楽祭「大英博物館展」プレコンサート、日伊修好150年記念オペラ「ジャパン・オルフェオ」、ラモー「プラテ」等のバロックオペラに出演する他、数々の宗教曲においてソリストを務め、アンサンブル歌手としても多くの演奏会に参加。中世、ルネサンス、バロック音楽から近現代音楽まで幅広い分野で演奏活動を行う。EX NOVO、古楽アンサンブルDolceAmaro https://www.dolceamarotokyo.com 、ヴォーカルコンソート東京、カペラッテ各メンバー。アイゼナハ音楽院声楽講師。

原 謡子  ソプラノ

東京学芸大学卒。主に中世、ルネサンス、バロックから古典派の歌曲を中心に演奏活動を行う。グレゴリオ聖歌とパイプオルガンとの交互唱、リュートソングや古楽アンサンブルなどでソリストを務める。また古楽歌唱とJazz演奏家との共演、ケルト民謡を演奏するなど活動の時代やスタイルの幅を広げて活動している。CD「雪下の水音」「鷲の羽音島」「The Scenery of Old Songs」を、草枕社よりCDBook『Selva d’amore]』をリリース。古楽歌唱を花井哲郎氏に学んだほか、故クラウディオ・カヴィーナ氏、ドロン・シュライファー氏らの指導を受ける。古楽・音楽企画運営事務局Musuca Rosetta代表。

髙橋 弘治 ヴィオラ・ダ・ガンバ
桐朋学園大学音楽学部卒業、ブリュッセル王立音楽院古楽器科修了。2001年から07年まで「ラ・プティット・バンド」メンバーとして活動を行う。2011年より古楽アンサンブル「ムジカ・レセルヴァータ」の中心メンバーとして活動を展開。「鶴見de古楽」シリーズ、西方音楽館にて「J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲」全曲演奏会(全3回)を開催、好評を得る。これまでに「イル・ガルデリーノ」「カプリオーラ・ディ・ジョイア」など海外アーティストと共演。指揮者として東海バロックプロジェクト創設10周年企画においてヘンデル「メサイア」全曲を指揮し好評を博すなど活発な演奏活動を展開している。

杉本 周介 ベンドサイド・スピネット

米国、スイスで作曲、チェンバロ、ピアノ、オルガンを学ぶ。16~18世紀の様々な鍵盤楽器を中心に国内各地で演奏活動を行っている。古楽アンサンブル「コントラポント」、「山梨バッハアカデミー・バロックオーケストラ」その他多数の古楽アンサンブルで通奏低音奏者を務めてきた。幅広い方々にバロック音楽に親しみを持っていただくためのトークコンサートを多数プロデュースしている。2020年軽井沢の修道院に設置されているオルガンによる CD「定旋律の煌めき」をリリース。2022年書籍「愛の森~十七世紀フィレンツェの愛の歌」解説を執筆。八ヶ岳の麓に在住。