リュート伴奏のモノディのワークショップ
今年のロゼッタはモノディづいてます(笑)7月22日~25日(予定)にリュートの金子浩さんを招いて歌曲のワークショップやコンサートを計画して います。今回はモノディ様式の重要な作曲家ジュリオ・カッチーニが1601年に出版した「新しい音楽」、1614年「新しい音楽とそれを記述する新しい方法」をテーマに、歌の愛好家の皆さんを対象にリュートの伴奏で公開レッスンなどを二日間にわたって行う予定です。期間中に原謡子の歌唱と金子さんによるカッチーニの作品を集めたコンサートを企画しています。ワークショップはリュート(テオルボ、アーチリュート)による通奏低音で経験豊富な金子さんの伴奏と歌唱指導を受けられる受講枠の他に、それらのレッスンを聴講することもできるようにします(感染症の状況により検討)。
ワークショップに先立って6月初めあたりからこれらの作品の歴史的立ち位置や、カッチーニ自身が書いた詳細な序文から適切な歌唱法を学ぶ会を3回程度のシリーズにわたって行います。詩行のアクセントの位置に対応した通奏低音との関係などといった理論的な読み解き方や当時の活版印刷の楽譜などにも触れるなど、全体像を掴むことがねらいです。ある程度楽譜が読める方なら理解できるような解説を考えていますので、歌う歌わないに関わらず初期バロックの歌に少しでもご興味のある方はこの「学ぶ会」にもご参加いただけたらと思います。スケジュールはお問い合わせいただいた皆さんのご都合をお伺いしつつ決定します。歌唱については原謡子の歌唱レッスンも受け付けています。歌唱のレベル、経験は問いません。味わい深い初期バロックの歌唱の世界を垣間見てみませんか?ぜひお気軽にお問い合わせください。