録音の打ち合わせで軽井沢にある修道院を訪ねました。
針葉樹の板を内壁に使った美しい御堂には名匠草苅氏の製作した
9ストップのオルガンがバルコニーに設置されています。
修道院という場所柄コンサートなどは行われないのですが、
このオルガンは本当に音が個性的で素晴らしいので、私のお気に入りの楽器です。
試奏を録音してきましたので、ちょっと編集して動画を作りました。
言葉を喋るような子音の強いこのオルガンの独特な発音がとても楽しいです。
ムジカ・ロゼッタ|信州八ヶ岳山麓の音楽企画・音楽教室
録音の打ち合わせで軽井沢にある修道院を訪ねました。
針葉樹の板を内壁に使った美しい御堂には名匠草苅氏の製作した
9ストップのオルガンがバルコニーに設置されています。
修道院という場所柄コンサートなどは行われないのですが、
このオルガンは本当に音が個性的で素晴らしいので、私のお気に入りの楽器です。
試奏を録音してきましたので、ちょっと編集して動画を作りました。
言葉を喋るような子音の強いこのオルガンの独特な発音がとても楽しいです。
1月11日に福岡の西南学院チャペルで行われたコンサート「嘆きと賛美」に通奏低音で出演させていただきました。監修と指揮は宗教音楽の専門家である安積道也先生、合唱は広島のエリザベト・シンガーズ、それを支える通奏低音はテオルボの笠原雅仁さん、チェロの髙橋弘治さんという編成。
ドメニコ・スカルラッティのスターバト・マーテルはなかなか演奏する機会のない曲で、10声が絡み合う難曲。コンサート後半はシュッツの「音楽による葬送」という大変充実した内容。
指揮の安積先生は宗教音楽の専門家とあって、曲成立のバックグラウンドや、歌詞の行間に読み取れる意味などを深く掘り下げた解釈、そして求心力のある指導が大変素晴らしく思いました。限られた時間の中で難曲に挑むアンサンブルをしっかりとまとめ上げるそのリテラシーの高さには尊敬に値するものがありました。今後はドイツの教会音楽の大学で教鞭をとられるということで今回は福岡でのラストコンサートでした。さらなるご活躍を祈ります。
今回も素敵な演奏仲間に恵まれ、福岡という場所もあり、オンもオフも楽しい3日間でした。