八ヶ岳やまびこホール

fullsizeoutput_259山梨県北杜市の八ヶ岳やまびこホールで開かれた、17世紀北ドイツの最も重要な作曲家の一人ブクステフーデの代表作「我らがイエスの御体」の演奏会にチェンバロで出演させていただきました。指揮をしたのは山梨大学教育学部で教鞭をとる片野耕喜教授で、片野氏が日頃指導する合唱団「甲府コレギウム・アウレウム」に加えて県内外で活躍する豪華なソリスト陣をピリオド楽器によるオーケストラ「山梨バッハアカデミー・バロック・オーケストラ」で支えました。

昨年11月にもほぼ同じメンバーで演奏しましたが、合唱団にとっては3回目となると余裕が生まれ、さらに表現を追い込めたりできたので、説得力が増したように思います。前回よりも合唱団のアンサンブルがとても綿密になっていたのでとても驚きました。ソリスト人の歌も感情のこもった温かいものでした。お客様も大勢ご来場くださったので、とても良い公演だったと思います。

山梨県は近場とあって、普段はなかなか参加できない打ち上げに。やはりこれがあると一つのイベントを力を合わせてやり切れたという実感があるのでよかったと思います。この公演を通じて真摯に音楽に向かっている演奏家の方々との出会いがあり、打ち上げの席でも楽しく交流をさせていただきました。こうして繋がったご縁に感謝して、大切にしていきたいと思いました。

聲と弦のあいだに

うたとピアノで巡るスコットランド、アイルランド、イングランドの民謡のライヴ『聲と弦のあいだに』では、たくさんのお客様にお越しいただきました。本当にありがとうございました。よく口ずさむこれらの民謡を今の自分の観点で見つめ直し編曲を試みてみる、というコンセプトで初めてのプロジェクトでした。クラシックのように人の書いた譜面ではなく、自分で書いた楽譜を弾くのはまた違った感覚でとても面白く思いました。このプログラムをそっくりそのままCDにしたものを当日リリースしました。

茅野市民館のスタッフの皆さんが本当に丁寧にサポートしていただきました。音響の方は何度も客席で聴き直して時間をかけて音を作ってくださいました。ピアノや歌手が一番映えるようにいろいろな工夫を暮らした舞台照明や、予想以上にお客様がお見えになったときに咄嗟の判断で全てを円滑に進行させてくださった外回りのスタッフの方の機転には、本当に頭が下がります。受付や物販を担当してくださった4名の友人にも、心より感謝。