ハモンドオルガンの不調と点検

img_2580ハモンドB-3

ハモンドオルガンはゴスペルやロックなどで1960年代からよく使われているオルガン。回転する歯車にコイルを近づけて、歯車の凹凸との間の微妙な距離の変動により発生する磁気を電気信号に変えて、それを真空管で増幅させ音を作るという極めてアナログな電気楽器。しばらく弾いていなかったせいか、楽器を立ち上げることができなくなってしまった。シンクロナスモーターという歯車を回転させる駆動部分に電圧がかかっていないようだ。素人では修理できる範囲ではないと考え、著名なハモンドオルガンのエンジニアの方に修理を依頼した。とはいえ、ご多忙なエンジニアの方が無駄足を踏まないために、オルガンの状況を判断するためのご指示を受けながら配線などの簡単な診断をしている。

img_2579機械的な内部

現代の電子機器はプリント基板の回路がほとんどだが、この楽器は縦横無尽に張り巡らされた配線と、無骨なモーターやメカニックな部品で埋め尽くされている。この発音システムは1930年代に発明されたというが、よくこういったものを考え出したものだと感心する。当初はパイプオルガンの代用になるものとして売り出されたようだが、厚みのある特徴的なこの楽器の音色は、アメリカのポップカルチャーの中に独自の世界を築いた。

昨日一緒にセッションしてくれた腕の良いギタリストが、この楽器と演奏したいといってくれた。オルガンはギターとの相性がいい。早く治してあの温かいサウンドを歌わしてあげたいと思う。

 

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