開催日:2024年7月13日(土)~15日(月・祝)
場 所:八ヶ岳自然文化園 、八ヶ岳中央高原キリスト教会
夏の原村中央高原で後期ルネサンスから初期バロック期のアンサンブルを主体とした講習会を行います。今回のテーマは主に後期ルネサンスの器楽アンサンブルの演習です。ワークショップでは当時の楽譜から音楽的意図を読み取り、演奏することに挑戦していきます。コルネット(ツィンク)やサクバットのみならず、声楽、バロックヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ドゥルツィアンなど16世紀後半から17世紀前半の音楽を演奏できる楽器でのアンサンブル講座参加も大歓迎です。
講座内容:
7月13日
アンサンブル講習①、②
ワークショップ「16、17世紀の読譜基礎講座」
7月14日
ワークショップ ①「16、17世紀のパート譜での演習」
ワークショップ②「ディミニューションはじめの一歩」
アンサンブル講習③
講師によるコンサートがあります(studioR)
*懇親会(自由参加、参加費別途)
7月15日
アンサンブル講習④
参加者コンサート(八ヶ岳中央高原キリスト教会)
ワークショップ:「16、17世紀の楽譜から演奏してみよう」
ファクシミリ版の楽譜は当時の演奏者たちの音楽への考え方を知る大きな手がかりとなります。小節線がないこと、パートブックで他のパートが視覚的に見えないこと、活版印刷特有の音符の配置などにより、躊躇される方も多いのですが、ファクシミリ版の読譜を習得することは、古楽を演奏する上で沢山の気づきを与えてくれます。このワークショップでは比較的わかりやすいファクシミリ版を実際に読みながら、読譜のポイントや考え方を紐解いていき、実際に演奏します。
ワークショップ②:ディミニューションはじめの一歩
16世紀の作品を演奏する上で欠かせない分割装飾法を紐解いていきます。分割装飾の考え方やボキャブラリーを持つことで、個性が引き立つ表現豊かな演奏への糸口を身につけましょう。器楽、声楽分け隔てなく役立つ知識と技術です。ワークショップではマドリガーレを題材に実材に装飾をつけてみましょう。
受講者発表コンサート
最終日には静かな森の中に佇む八ヶ岳中央高原キリスト教会でミニコンサート (一般公開)を行います。柔らかく包み込まれるような響きの木造建築でアンサンブルをみんなで楽しく体験しましょう!
開催日: 2024年7月13日(土)~15日(月・祝)
場 所: 八ヶ岳自然文化園 、八ヶ岳中央高原キリスト教会
・八ケ岳自然文化園 〒391-0115 長野県諏訪郡原村原山17217-1613
・スタジオR 〒391-0115 長野県諏訪郡原村原山17217-1650
・八ヶ岳中央高原キリスト教会
時 間: 13日 13:30 – 17:00
14日 9:30 – 17:00
15日 9:30 – 15:30(解散)
講師 : コルネット 上野訓子
受講料:3日間 各楽器共通(講師コンサート込み)……………20,000円
聴講(13日):……………………………………………2,000円
聴講(14日) 講師コンサート込み………………………………5,000円
受講について
*お申し込み期限7月1日
*アンサンブル課題曲:16世紀半ば以降17世紀初頭の器楽曲やマドリガーレ、モテットなど 詳細は後日配布します。
聴講生の方は楽器の直接指導は受けられませんが、どのレッスン、レクチャーも聴講可能です。
・お申し込み後、キャンセルされる場合はお早めにご連絡ください。キャンセル料はかかりません。
*代金は初日ガイダンス時にお支払いください
ご不明な点がございましたらムジカロゼッタへお問い合わせください(代表 原)
上野訓子 Kuniko Ueno / コルネット
大阪音楽短期大学器楽科卒業後、コルネットを濱田芳通、B.ディッキー、W.ドンゴワ、J.テュベリの各氏に師事。スイス・バーゼルスコラカントゥルムにて学んだ後、渡仏。パリ市高等音楽院古楽科にて、コルネット奏者として同音楽院では初のディプロマ取得者として満場一致で卒業。ヨーロッパの主要古楽アンサンブルのメンバーとして、各地のコンサートやオペラ、録音、テレビに出演。近年にはコンチェルト・イタリアーノ東京・神奈川公演、バッハ・コレギウム・ジャパン定期演奏会、CD録音に参加。昨年には新国立劇場にて鈴木優人氏指揮、グリュック作曲オペラ「オルフェオ とエウリディーチェ」に出演。関西ではコルネット とサクバットによるアマチュアグループ「ヒストリカル・ウィンドアンサンブル」を立ち上げ指導を行うなど、活動を展開している。